師からの言葉(3/3)

(前回の続き)

ただ見ること、聞くことですら、人はありのままを自然に行っているわけではない。

身体も然り。

いかに余計な力を抜き、自然に自由自在に身体を動かせるようになるにはどうすればよいか。

その基礎中の基礎を、地味な反復練習を通じて教えようとしてくれていたのでした。

じぃ〜ん・・・



何だか嬉しくて嬉しくて、何ともいえない温かい気持ちに包まれました。




 他にもいろいろとご指導いただいてから、静かに師範の前から下がり、もとの稽古位置まで戻ると

先輩はニコニコ笑いながら


「最初からあのお話だけ聞いても理解できないんですよ。だから、実際に身体を動かしてから聞いて欲しかったんです」
と話してくれたのでした。

なんと、丁寧な指導だろう・・・

人を導くとは、こうやってするものなのだ・・・

師範の厳しくも深く温かな心に触れ、また先輩の師範に対する厚い信頼を知り、涙が出そうになりました。


タロット占いでも同じなんですよね…。


人は自分の見たいもの、聞きたいことを選んで見聞きしています。


気づくと自然体や自由自在な概念…つまり、『 ゼロ 』からどんどん遠ざかっていってしまっています。

そして、もう一つ。



もし、私があの反復練習をしていなかったとしたら、どうなっていたのでしょうか?

いつも気づきの声は、ふとした瞬間に試すように囁かれるのかも知れません。

今日も見事に咲いてくれました