タロットカードの占い鑑定でも相手の気持ちは分かる?
分かる派と分からない派がいる?相手の気持ち
世の中にある多くの占いでほぼ間違いなく言えることだと思いますが、最も人気があるのが恋愛占いです。
タロット占いも然りです。
特に恋愛対象である相手の気持ちが知りたいという要望は大変多く、気持ちが見えないゆえのお悩みを非常に多くいただきます。
ですが、多くのタロット占い師さんの中で
「相手の気持ちは結局分かりませんよ」と仰る方や
「本人が意識していない深層心理や潜在意識まで分かります」
と仰る方までさまざまです。
さて、結局のところタロットカードで相手の気持ちは分かるのでしょうか?
現時点での私の回答は『分かるけれど、それが全てではない』です。
移ろい深度を変える気持ち、相手も自分も同じこと。
タロットカードに問い立てを行う際は「私のことをどう思っていますか?」よりも
「私との〇〇について相手はどう考えていますか?」とより具体的な内容に絞ります。
大まかな問い立てでも解答を得ることはできますが、こと人の気持ちに関しては
焦点を絞った聞き方をする方が『ご相談者様とお相手様双方に』真摯であると考えるからです。
人の気持ちに対する私の回答は『分かるけれど、それが全てではない』です。
相手の気持ちが分からないという状態は、聞いても答えてくれないか、聞く以前に話してもらえる状態にないからですが、そこをタロットカードを用いて第三者である占い師が見ていくわけです。
逆の立場だったらどうでしょう?
あまり良い気分ではないですよね^^;
ですから、なるべく質問は絞り込んで必要なことだけを明かしてもらうように心がけています。お相手が「そのことについてだったら、答えてもいいよ」と許可してくれた部分を伺っているとイメージしていただけると分かりやすいかと思います。
そして、
ご自身に当てはめてもらえれば分かりやすいかと思いますが、気持ちというものは絶えず変化します。
表面的なものに焦点が当たっている時もあれば、心の奥底まで一貫して揺るがない時もあります。タロットカードで気持ちを聞いているお相手も同じなのです。
結局大事なのは自分の気持ち
タロットカードは絞り込んだ質問に対する相手の気持ちの一部を教えてくれるでしょう。
ですが、
その気持ちはその時のお相手が覗かせてくれた気持ちだけと感じます。
それが全てではなく、ずっと続くものでもないでしょう。
そんな相手の気持ちに一喜一憂して振り回されないことの方が、余程重要ではないかと思います。
自分自身の気持ちを見失わないことが大切だということですね。
相手の気持ちを知りたい願いの正体
例えば、
あの人がこう思っていたら、自分は○○しよう。
あの人がこの先こうだったら、自分は○○と決めよう。
と相手の気持ちや考えによって自分の考えや立ち位置を決定しようと考えたとします。
すると、常に相手に振り回されてしまうことにならないでしょうか。
相手の気持ちを知りたいという願いは、占い師としても個人としてもよく理解できます。
そして、その知りたいという願いはご自身だけでなく、周りにいるたくさんの方々も同じ願いを持っているでしょう。
ですが、そこに囚われない人も実にたくさんいるのです。その違いは何でしょうか?
それは、自分の軸を持っているかどうか、です。
相手の気持ちを知りたいという願いは、実は【自分自身の気持ちが知りたい】ということなのです。それが詰まるところ願いの正体です。
鑑定では、相手の気持ち以上に、ご相談者様ご自身の気持ちや状況もしっかりと見ていきます。ですから、お相手の気持ちもご自身の気持ちも、両方を等しく見つめて人生を創っていっていただければと願っております。