タロットカードについて
タロットカードの種類
タロットカードの起源について様々な研究や調査がなされていますが、現時点でこれだという明確な事実が判明しているわけではありません。古代のエジプトやイスラエルを起源とする説もありますが、確かなことは不明です。
現存するタロットカードの中でもっとも古い物は15世紀半ばに制作された『ヴィスコンティ・スフォルツァ版』とされていますが、現在流通しているタロットカード とは絵柄が異なるなど、全く同じものではありません。
長い年月の中でカードの図柄や配列が異なるなど、複雑に変化してきたタロットカードですが、今も世界中で様々なデザインのカードが制作されています。その中でも代表的なカードが16 〜18世紀頃にフランスのマルセイユで作られた『マルセイユ版』と1910年にアーサー・エドワード・ウェイトが創作した『ウェイト(ウエイト)版』です。
このサイトではウエイト版のカードについて、各カードの意味を簡単に記載しています。ただし、カードの解釈は人それぞれ多岐に渡り、逆位置を採用しなかったり、経験や研究の深度により異なる部分も多いのが実情です。ここで掲載している内容については、参考程度に見ていただくのがちょうどよいと思います。
タロットカードの意味
ウエイト版のタロットカードは、22枚の大アルカナと56枚の小アルカナで構成されています。小アルカナはさらに「棒(ワンド)・剣(ソード)・聖杯(カップ)・金貨(コイン)」の4つのスートで構成されています。
各ボタンからそれぞれのカードの解説を見ることができます。
大アルカナ
0 | 愚者 | 特徴 陽光の下、道化師のような派手な服を着た男が断崖絶壁の上に軽やかに立つ。右肩には小さな荷物を縛り付けた長い棒を担ぎ、左手には一輪の白薔薇。足元には白い犬が戯れるように駆け寄っている。 [正位置] ゼロの概念、無垢、自由、無限の可能性、物事の始まり、新たな段階、自然体、個性、心機一転 [逆位置] 無責任、心配と恐れ、不自由さ、未決、無個性、所在の無さ、強い固定観念、優柔不断、消極的 |
1 | 魔術師 | 特徴 薔薇や百合が咲き乱れる中、その魔術師は右手に持った杖を頭上に掲げ、左手人差し指は柔らかく地を指し示す。頭上には無限を意味するインフィニティの記号が浮かぶ。前のテーブルには『金貨・聖杯・剣・棒』が揃って並べられている。 [正位置] 想像力、クリエイティブ、始まりの象徴、無限の可能性、集中力、積極性、計画の実行、スタートライン、結果を気にしない [逆位置] 奇を衒う、不安と弱気、消極的、結果に執着する、外見を気にする、嘘や誤魔化し、才能を生かせない、表面だけ取り繕う |
2 | 女教皇 | 特徴 清廉な空間に身を置く女教皇の手には『TORA』と書かれた聖典が。胸に純白の十字架を掲げ、水のように流れるローブの足元には細い三日月が据えられている。背後には白と黒の柱が立ち、その間にはシュロとザクロが描かれている。 [正位置] 二元性の象徴、白でも黒でもなく中庸、精神性の豊かさ、高潔、知識、客観的、冷静、繊細な感性、神秘、潜在能力の気づき [逆位置] 白黒はっきりつけたがる、偏った思考、バランスを崩す、神経質、完璧主義者、批判的、物事をニュートラルに考える必要性 |
3 | 女帝 | 特徴 豪奢な星の王冠を頂き、見事な宝飾品と華やかな榴柄のドレスをゆったりと身にまとう女帝の手には、地位と権力を表す王笏。足元には豊かな黄金の麦畑、背後には青々とした木々が茂る。大きく柔らかな椅子の傍らにはハートの中に金星を表す印が描かれている。 [正位置] 豊穣、豊かな実り、自然との繋がり、自然体で受け止める、想像力、女性性の発揮、愛と美、人や感性を育てる、物心両面の豊かさを享受する [逆位置] 過剰な恵み、豊かさの不足、感謝の気持ちを忘れる、惰性、傲慢、渇望、ありのままの自分を認める必要性、依存心 |
4 | 皇帝 | 特徴 雄羊の装飾が施された堅牢な王座に真正面を向いて座る皇帝。頭上には金の王冠を頂き、真紅の衣からは銀色の甲冑が覗く。長く蓄えた白髭と長髪が権力者としての経験値の高さと潜り抜けてきた試練の多さを物語る。表情は鋭く引き締まり、王笏は固く握り締められている。 [正位置] 男性性・父性の象徴、権力者、計画性と実行力、積極性、組織、統制、自分の責任、社会性、現実的な行動で結果を出す人物 [逆位置] 傲慢、横柄で横暴、実行力の欠如、実力不足、虚勢をはる、トップゆえの孤独、独断で行うことの弊害、意固地になる |
5 | 法王 | 特徴 三位一体を表す三重の十字架を持った法王。白い柱の間に座り、真紅の祭服をまとい足元にも赤い絨毯が敷かれている。前には二人の神父らしき男が並び、その間には鍵が交差して描かれている。法王の右の手のひらは外側に向けられており、前の二人に言葉がかけられている。 [正位置] 道徳やルール、教育、信念体系、知識を得る、異なる信念を認める、何を信じるかを問う、信仰心、包容力、常識的な事柄 [逆位置] 依存心、主体性を失う、不信感、常識から外れた言動、盲信する、違和感、価値観の不一致、偽善的な態度や行い、アンモラル |
6 | 恋人 | 特徴 燦々と輝く太陽の光、赤い大きな羽を持つ大天使、全裸の男女、禁断の果実を実らせた木と欲望の炎を燃やす木、遠くに見える高い山、描かれているのはエデンの園。男は女を見、女は天使を見上げ、天使の両手は大きく二人の頭上に開かれている。 [正位置] 直感による選択、魅了・魅力、異なる価値観の結びつき、価値観の一致、出会い、コミュニケーションの活発化、心を開く、親密、自分への信頼 [逆位置] 選択の迷い、目移り、誘惑、心を閉ざす、嘘や隠し事、自身の無さ、正々堂々と向き合う必要性、話し合いが必要 |
7 | 戦車 | 特徴 装飾の施された煌びやかな戦車に乗る戦士。戦車は白い女のスフィンクスと黒い男のスフィンクスに引かれて進む。背後には高い城壁で囲まれた王都が遠く見える。戦士は微笑を浮かべているが、ベルトは曲がり甲冑の両肩の月は異なった表情を見せており、その身体は戦車と一体化したように埋もれて見える。 [正位置] 意志、決意、信念を持って進む、気持ちと行動の一致、成功と勝利、ライバルの存在、葛藤がある、コントロールの必要性 [逆位置] 不安や恐れ、暴走、焦燥、衝動的、行動力の欠如、計画の見直し、立ち止まる勇気、自分勝手、過剰な闘争心 |
8 | 力 | 特徴 雄の獅子を優しく撫でる女性。花冠を抱いた頭上には無限を意味するインフィニティの記号が浮かび、身につけたしなやかな白いドレスは野の草花で美しく飾られている。獅子は尾を下げ、緩く開いた口からは舌が見えて、獰猛さはかけらも感じられない姿を見せている。 [正位置] 柔軟性のある力、内なる力、忍耐が必要、思いやり、穏やかな抑制、コントロール、本能を見つめる、弱さを認める、無限の愛 [逆位置] 感情的、諦め、課題や試練からの逃避、現実逃避、ストレス、向き合わない、忍耐力の不足、弱さを認める必要がある |
9 | 隠者 | 特徴 何もないように見える静謐な場所に一人佇む老人。左手に身長ほどもある長い杖を持ち、右手に明かりの灯ったランタンを持ち、顔の高さに掲げている。灯りは六芒星の形に輝き、灰色一面の画面を穏やかに照らしている。光に照らされた老人の表情は至って穏やかに下方を見つめている。 [正位置] 内省、探求、過去から学ぶ、心の内側に集中する、答えは自分の中にあることを識る、孤高、没頭 [逆位置] 現実から目を背ける、過去から学べない、引き篭もる、孤独、傲慢さから孤立、失敗を繰り返す、謙虚さを学ぶ必要がある |
10 | 運命の輪 | 特徴 晴天を思わせる真っ青な空の中をゆっくりと回転する車輪。その上には剣を持ったスフィンクスが座り、蛇とアビヌスが輪を回している。四隅には聖獣が描かれ、その聖獣たちはそれぞれに書物を手にしている。人智を超えた運命の流れが壮大に描かれている。 [正位置] 運命、ターニングポイント、人間の領域を超えた流れ、物事の大きな変化、流れに身をまかせる必要性、好機到来、チャンス [逆位置] 気づきのためのアクシデント、変化についていけない・ついていかない、変化を恐れる、保守的、堂々巡り、一歩引いて静観する必要がある |
11 | 正義 | 特徴 しっかりと目を見開き、まっすぐに正面を見据える女性の右手には細い剣が握られ、左手には天秤が下げられている。裁判官とも見えるこの者は真紅の衣をまとい、金のマントを羽織り、頭上にはシンプルな冠をつけている。背後には石造りの柱が両側に立ち、柱の間には少し撓んだ無地の紅い布が下がっている。 [正位置] 正義、公正、中立、感情を差し挟まない冷静な判断、客観的な決断、責任、物事には原因と結果がある、すべきことを行う [逆位置] 不均衡、感情的な行動・決断、不当な扱いを受ける、人や周りをジャッジする、不平不満、偏見を正す必要がある |
12 | 吊るされた男 | 特徴 芽吹いたT字の木に、片足を縛られた男が逆さまに吊るされている。左膝を折り曲げて右脚の後ろに組み、両手は体の後ろにあって見ることができない。男の頭の部分には金色の後光がさしており、落ち着き払った表情をしている。 [正位置] 献身、自己犠牲、奉仕の精神、無償の愛、逆転の発想、ひらめきがある、不自由に見えて自由であること、状況を受け入れる必要性 [逆位置] 打算、自己憐憫、誤った自己犠牲、結果や見返りを求める、無理に動こうとする、足掻く、試練から学ぶ必要がある |
13 | 死神 | 特徴 赤く目の光る巨大な白馬に跨る大きな死神。右手で手綱を、左手に白薔薇の描かれた大きな黒い旗を持つ。その前には小さく見える法王、肩に首を持たせかけた白衣の女性、水色の服を着た童子、水色の布をかけられて死んだように横たわる白い衣服の男。遥か遠くの巨塔の間から太陽が昇っている。 [正位置] 終結、区切り、容赦ない断捨離、無意識の大きな力、新たな始まりを迎えるための必要な終わり、新しい状態への移り変わり、喜んで手放す事柄がある [逆位置] 終わったと思った事柄、不完全な終結、未練、不必要な執着、見直しが必要、勇気を持って手放す必要がある、やり残したことがある |
14 | 節制 | 特徴 赤く大きな翼を持つ天使が水辺に立つ。二つの聖杯を持ち、その杯の間を絶え間なく循環する清らかな水。天使の頭部からは後光がさし、額には丸の印、胸には四角形の中に黄色い三角形が描かれている。水際には黄色い菖蒲が二輪咲き、遠くの山からは楕円形の太陽が昇っている。 [正位置] 節度と自制心、心の調和を維持する、バランス、健康、穏やかな心、異なる要素を混ぜ合わせる、循環させる、マイペース、自分の領域を守る [逆位置] 感情的、感情の振り幅が大きい、自分のペースを保てない、他人や周りを気にする、不健康、節度を無くす、原因を外に作ろうとする |
15 | 悪魔 | 特徴 太く頑丈な鎖を首にかけられた男女が立ち、鎖の台座には悪魔が座っている。悪魔は右手を軽く上げ、左手に火のついた松明を持っている。男女の頭から共に角が生え、女性は果実の付いた尾が男性は炎が燃えている尾が生えている。鎖は頭が簡単に抜けるほど緩く、抗っている様子は少しも見て取ることができない。 [正位置] 欲望、呪縛、執着、依存、妬みや僻み、自己憐憫、楽だが成長がない世界、不道徳、望ましくないことのシンボル、無知、物質主義、過ちへの警告 [逆位置] 不健全な世界からの脱出、自立心の確立、自らの意志で状況が変わることを示唆、さらに泥沼に嵌る、だらしない生活、欲望に溺れる |
16 | 塔 | 特徴 王冠を戴いたような灰色の巨塔に雷が直撃し、炎と煙を上げて崩壊していく。真っ暗な闇の中を叫びながら落下していく男女は、貴族のように贅沢な衣服を身にまとっている。暗闇には落雷の光がキラキラと散っている。 [正位置] 突然の変化、衝撃、価値観の崩壊、電撃的な出来事・出会い、大きな気づき、革命、転落、啓示、必要な崩壊、解放・開放 [逆位置] 徐々に訪れる崩壊、予期されたアクシデント、嘘の露呈、古い価値観の崩壊、周りが気づく、拘りからの開放、再建、再出発 |
17 | 星 | 特徴 一糸まとわぬ女性が両手に持った器からは勢いよく清らかな水が溢れ出ている。右手の水は湖に、左の水は大地に注がれる。頭上には金色の大きな星が輝き、その周りを7つの白い星が輝きながら囲んでいる。湖には波紋が浮かび、女性の右足は水面に浮かんでいる。 [正位置] 希望、未来への希望、光、インスピレーション、純粋な願い、心を開く、ありのままの姿、愛、奇蹟、無限の可能性、惜しみない努力、与える [逆位置] プライド、世間体を気にする、羞恥心、自意識過剰、損得勘定、出来ないと思い込む、ネガティヴ思考、願望からの逃避、結果に拘る |
18 | 月 | 特徴 死神のカードで遠くに描かれていた塔と瓜二つの灰色の塔の間に、憂いを帯びた表情の月が浮かぶ。降り注ぐ月光の下には、犬と狼が吠え、湖からはザリガニが両手を上げて這い上がろうとしている。湖から続く小道は曲がりくねりながらも遠くの山々まで一本伸びており、月光でもその道筋ははっきりと見て取ることができる。 [正位置] 幻影、不安、恐れ、憂鬱、不安定な心、曖昧、ミステリアス、先が見えない、不安の原因を突き止める必要がある、空想にふける、非現実的 [逆位置] 問題の本質と向き合う、解答、問題の解消、正体を暴く、頑なになる、本心や本質を見ようとしない、直感を信じる |
19 | 太陽 | 特徴 快晴の空に大きく浮かぶ太陽。太陽は微笑を浮かべ、直線と波線の光が交互に描かれている。陽光の中、大輪のひまわりが咲き誇り、白馬に跨った全裸の子供は赤い布を大きくはためかせながら無邪気に笑う。花冠に付いた赤い羽根は愚者のカードで男が付けていたものとよく似ている。 [正位置] 晴れやかさ、栄光、祝福、願望成就、光と陰の統合、陰陽の統合、生命力、真実が明らかになる、無垢、子供、開放的 [逆位置] 運勢の陰り、パワー不足、活力不足、魅力が半減する、素直になれない、心を開けない、短所も長所も受け入れる必要がある |
20 | 審判 | 特徴 赤い大きな羽を持つ大天使が雲間から現れ、金のラッパを吹き鳴らす。棺や水に浮かぶ船からは埋葬されていた死者が蘇り歓喜する。その様子は聖書の『最後の審判』を想起させる。天使のラッパには白地に赤い十字が描かれた旗が結ばれている。スカイブルーの空、浅い水色の冬の山々、波打つ水色の湖、蘇った人々の身体はブルーグレーで描かれている。 [正位置] 容赦のない判決、真実を見極める、ターニングポイント、過去から学びを得て再び挑戦する、内なる声、覚醒 [逆位置] 気づくべきことに気づけない、停滞、変われない、成長できない、未練、執着、決断を下すことができない、終わりを認める |
21 | 世界 | 特徴 真っ青な背景に緑色のリースが鮮やかに浮かぶ。緑のリースには上下に赤い布がインフィニティを示すように巻かれている。その中を一枚の長い布を身体に巻きつけた両性具有の存在。両手には魔術師のカードで描かれていた白い短い杖を持ち、少し右に首を傾け左膝を軽く曲げながら踊るように浮かんでいる。四隅に運命の輪で書物を手にしていた成獣たちの顔だけが浮かんでいる。 [正位置] 統合、達成、完成、完全、物事が一巡する、満足、感謝、最終ステージ、すべてのものが調和している、新たなステージへの示唆 [逆位置] 未完成、一応の完成、不満足、足りないものがある状態、妥協、それなりの満足、中途半端 |
ここに掲載している内容は一例としてご参照ください。
小アルカナ – ワンド
小アルカナは万物を構成する「火・風・水・地」の4つの要素で構成されており、ワンドのスートは「火」を表しています。心の底から湧き上がる熱意や情熱に関係しています。
1 | ワンドのA | 特徴 雲から突き出された輝く左手には力強く一本の棒が握られている。棒からは新芽が芽吹き、遥か遠くに白い大きな城が建っているのが見える。 [正位置] 創造的な力の発動、熱意・情熱・勇気のほとばしり、冒険の第一歩、ひらめきと直感、やる気に満ちる [逆位置] 意欲の低下、モチベーションの低下、熱意や情熱の暴走、やる前から諦める、失敗を恐れる、空回り |
2 | ワンドの2 | 特徴 城の頂上に立つ男は、右手に地球儀を左手に棒を携えている。男の右側には同じく一本の棒が城壁に結び付けられている。城からは街と海へと続く領地が広がっている。 [正位置] 目標達成、到達、さらなるステップアップを目指す、選択して進む、独創性、未開の領域へ、展望、個の力 [逆位置] 目的を見失う、選択できない、出来ないと思い込む、不安・弱気、自信がない、障害 |
3 | ワンドの3 | 特徴 地平線が見える場所に三本の棒と一緒に立つ旅人。何もないように見える大地の遥か彼方に大海原が広がっている。 [正位置] 将来の展望、探検、先見の明、先を見抜く洞察力、長期的な視点、到達後の熟考、開拓者、リーダーシップ [逆位置] コミュニケーション不足、人間関係の障害または単に障害、打算、活躍することへの恐れ、不安、もったいない状態 |
4 | ワンドの4 | 特徴 四本の棒で作られた家の門は草花で飾られ、門の奥には花束を振りながら歓迎する女性が二人。赤い屋根を持つ大きな城が後ろにそびえており、幾人か楽しげに輪になっているのが見える。 [正位置] 安らげる場所、家庭、家族、田舎、祝祭、歓喜、開放と休息、リフレッシュ、結婚式、記念日 [逆位置] (基本的な意味は正位置と同じ)少しの物足りなさ、希望まで少し遠い |
5 | ワンドの5 | 特徴 晴れ渡った青空のもと、五人の若者が棒を手に戦っている。争っているというよりも訓練に近い。それぞれが違う方向を向き、それぞれの相手と棒を打ち合っている。 [正位置] 競争、異なる意見、見解の相違、切磋琢磨、小さないざこざ、議論、本音、忍耐と根気 [逆位置] 感情論、混乱、喧嘩、向き合いたくない、投げ出す、堂々巡り、協調しあえる環境を作る必要性、決着がつく |
6 | ワンドの6 | 特徴 勝利の凱旋。鮮やかな黄緑色の布で飾られた白馬にまたがり、リースで飾られた棒を一段と高く掲げる一人の男。傍には、共に戦った仲間が持つ五本の棒が見えている。 [正位置] 勝利または周囲の協力があっての勝利、成功は目前、自尊心、優越感、主役、注目、自分の意見を持つ [逆位置] 自惚れ、過度な優越感、脇役に転ずる、劣等感、転落、自信の無さ、印象が薄い |
7 | ワンドの7 | 特徴 丘の上で孤軍奮闘する男。足元からは六本の棒が突き上げられ、両手に構えた一本の棒で立ち打とうとしている。左右で異なる靴を履いていることから余裕の無さが伺える。 [正位置] 奮闘、対抗、多忙、有利な立場、しっかりしたポジション、攻撃と防御 [逆位置] 苦戦、不利な立場、足場が悪い、足掻く、限界を感じる、弱気、一人で頑張り過ぎる |
8 | ワンドの8 | 特徴 八本の棒が天空を勢いよく疾る。無人の遠景が広がるばかりで他には何も描かれていない。 [正位置] 急展開、状況が急に変わる、唐突に決着がつく、事態の好転、思いがけない(良い)変化、重要なメッセージ、流れに身を任せる [逆位置] 停滞、動きがない、タイミングが合わない、力づくで何とかしようと思っても出来ない、消極的、素直に従わない |
9 | ワンドの9 | 特徴 頭に包帯を巻いた男が一本の棒を支えに立っている。背後には八本の棒がまっすぐに並んで立っている。 [正位置] 防御、備え、準備、忍耐、疲労、時期を待つ、精神力、意志の力、チャンス生かす [逆位置] 強過ぎる警戒心、極端に受け身、頑固、失敗を恐れる、怖い、動き出す、心を開く、チャンスを逃す |
10 | ワンドの10 | 特徴 十本の棒を抱えた男が遠くに見える目的地を目指して必死に歩みを進める。前方は棒に遮られていて見えていない。 [正位置] 重荷、重圧、オーバーワーク、困難、引き受け過ぎる、最後まで諦めない、やり切る、断れない・断らない、必死の努力、限界 [逆位置] 重荷を下ろす、解放を願う、辛過ぎる、楽になりたい気持ち、断る勇気、手放すのが怖い |
P | ワンドの王子 | 特徴 若い男が自分の背丈よりも高い棒を見つめる。赤い羽根のついた帽子を被り、長くたっぷりとした布地の外套を肩に巻きつけている。 [正位置] 冒険心、熱中できるきっかけ、自己表現、認められたい、勇敢さ、必要なメッセージを受け取る、有益な情報を得る [逆位置] 目立ちたがり、強い承認欲求、分かって欲しい、認めて欲しい、反抗心、行動することを恐れる、自身が無い |
N | ワンドの騎士 | 特徴 高く前足を上げて駆ける馬に跨る騎士。身につけた甲冑の飾りは燃え盛る炎のように見える。 [正位置] 情熱的、大胆な行動、冒険好き、自信に溢れる、行動的、恐れることなく挑む、リスクを恐れない [逆位置] 短気、向こう見ずな言動、落ち着きがない、自信過剰、短絡的で衝動的、自信が無い |
Q | ワンドの女王 | 特徴 ライオンと向日葵が鮮やかに描かれた玉座に座る女王。右手には棒、左手には満開の向日葵の花、足元には黒猫が行儀よく座っている。女王の視線は自分から見て左上に向いている。 [正位置] 魅力、魅力的である、誠意、快活さ、慕われる、周りを育てる、サポートする立場、穏やかな自信 [逆位置] 我儘、高慢、自分への不信、身勝手、独りよがり、我が強い、認めさせようとする、おせっかいな言動 |
K | ワンドの王 | 特徴 横顔を見せて王座に座る王は、右手に棒を持ち、左手を腰に当てて威風堂々とした姿を見せる。金色の王座には黒一色でライオンとトカゲが描かれている。王の足元には一匹の黒いトカゲが。 [正位置] クリエイティブ、カリスマ性、出世、社会に認められる存在、目標や野心の達成、注目の的、華やかだが芝居がかっている [逆位置] 独裁者、ワンマン、周りを振り回す人物、強引、強引な計画、実力を発揮できない、自信がない |
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小アルカナ – ソード
小アルカナは万物を構成する「火・風・水・地」の4つの要素で構成されており、ソードのスートは「風」を表しています。知性や思考などに関係しています。
1 | ソードのA | 特徴 天空の雲から伸びた輝く右手にはしっかりと1本の剣が握られている。王冠をいただいた剣は火の粉のように光を散らしている。 [正位置] 不屈の精神、開拓、道を切り開く、主義主張、真実の立証、明晰、自分自身が気づいていない真理、克服する [逆位置] 強引、客観性を見失う、正義を振りかざす、問題から逃げる、勇気が出せない、意志薄弱 |
2 | ソードの2 | 特徴 凪いだ海原を背景にして石に座る白い服の女性。目隠しをした状態で両手に持った剣を旨の前で交差させている。空には三日月が浮かんでいる。 [正位置] 自分と他人の境界、思考と感情の境界、葛藤、膠着状態、感情の抑圧、現状維持、内観する、瞑想 [逆位置] 集中できない、行き詰まり、内観できない、周囲の雑音が気になる、状況を打開する、心を開く |
3 | ソードの3 | 特徴 ザーザーと雨が降り頻る灰色に淀んだ空。宙に浮かんだ赤いハートは、3本の剣によって真ん中と左右から深く貫かれている。 [正位置] 胸が張り裂けるような苦痛、悲嘆、失望、裏切り、喪失感、拒絶、別れ、誰かを傷つける、誰かに傷つけられる、気付きたくないこと [逆位置] 苦痛や悲しみから学ぶ、回復へ向かう、痛みと向き合い克服する、もう傷つきたくないと思う、心を閉ざす、過ちに気づく |
4 | ソードの4 | 特徴 戦士が胸の上で両手を合わせて目を瞑りベッドに身を横たえている。壁には3本の剣が柄を上にして掛けられ、1本の剣は戦士に並んで横たえられている。壁には美しいステンドグラスが飾られている。 [正位置] 休む勇気、休息・回復のための休息、一時休戦、内なる力の強化、沈黙、折り合いをつける [逆位置] 回復、再開、立ち上がる、行動開始、休み過ぎる、時期を逃す、休むことへの罪悪感 |
5 | ソードの5 | 特徴 3本の剣を持ち背後の男たち2人を見てほくそ笑む男。足元には2本の剣が転がっている。男の髪は強風で煽られ、空を行く雲もまた強風に流されちぎれるように飛んでいる。 [正位置] 利己的、自分本意、自分自身に関心を集中する(させる)、勝ち負けの世界、敵対的な環境、敵意、対立している認識、利他的な行為への警告 [逆位置] 敗北、虚しい勝利、酷い扱いを受ける、負けるという勝ち方、勝負の土俵から降りる、大切なものを失う |
6 | ソードの6 | 特徴 一艘の小舟には俯いてフードを深く被った母子と船頭が一人。いずれも背を向けていて表情は不明である。小舟の先には6本の剣が真っ直ぐに突き立っている。水面の手前は激しく波打っているが、進む先の水面は穏やかに凪いでいる。 [正位置] 陰鬱・憂鬱、不安の中での旅立ち、心理的な旅立ち、新天地へ向かう、回復、健康を取り戻す、慣れた場所を離れる、母子家庭 [逆位置] 不安で進めない、進む勇気がない、方向を見失う、堂々巡り、計画の見直し、進むためには周りの調整が必要 |
7 | ソードの7 | 特徴 毳毳しいほどに派手なテントの一群から、後ろを振り返りながらこっそりと離れようとする男。5本の剣を担ぎ、2本の剣は去った道の途中に突き立っている。 [正位置] 他を出し抜く、上手いことやる、こっそり行動する、集団からの離脱、単独行動、ひとりで進めたい、卑劣さ、二面性、画策、証拠隠滅 [逆位置] 嘘や隠し事がばれる、詰めの甘さ、しくじる、素直になる、素直に認める、矛盾が解消される、人の手を借りる、一人勝ちできない |
8 | ソードの8 | 特徴 目隠しをされた女性の後方と斜め前方に8本の剣が突き立っている。女性は拘束されているように見えるがいましめは今にも解けて落ちそうなほど緩んでおり、足元には水溜まりがある。背景の丘には城が見える。 [正位置] 自分で自分を縛る、制限される、方向を見失う、傷つきたくない、見たくない、無力感、混乱、被害妄想 [逆位置] 現実を見る、妄想に気づく、思い込みを捨てる、解放・解任、救済がある、居続ける、さらに深く思い込む、一歩踏み出す必要がある |
9 | ソードの9 | 特徴 真っ暗闇の中、豪華な寝具の上に顔を覆って半身を起こした人物。壁を覆い尽くすように、9本の剣が横向きに整然と掛けられている。 [正位置] 公開、苦悶・苦悩、自責の念、罪悪感、心配事、絶望に暮れる、自分一人だけが考えすぎている、うつ状態、過去のトラウマ [逆位置] 泥沼、不幸体質、悲劇に浸る、実は大したことがないことに気づく、解決策に気づく、苦悩から学びを得る |
10 | ソードの10 | 特徴 10本もの剣(少々大袈裟)が突き刺さった状態で横たわる男。掛けられた赤いマントは流れる血のように見える。遠くの背景は暗闇を裂くように朝が訪れようとしている。 [正位置] これ以上はない悲惨な状況(と思い込む)、自己憐憫、被害者意識、底の底、限界、絶望、最悪を脱する時、夜明け前 [逆位置] 底辺からの脱出、光を見出す、改善点、最悪の状況から抜け出す、転職、卒業、不運の終わり、自己犠牲を止める |
P | ソードの王子 | 特徴 周囲を警戒するように両手で剣を構えた若者。風は強く、波は高く、雲がわき、空の高い場所を鳥の一群が飛んでいる。 [正位置] 課題への挑戦、鍛錬、試練、不屈の精神、分析能力、正直で公正、論理と理性、アイデアを出す、計画を進展させる、理知的な若い人物 [逆位置] 反抗的、計画性がない、集中力の欠如、素直さが必要、自己評価が低い、過信 |
N | ソードの騎士 | 特徴 白馬にまたがり大きく右手で剣を掲げて疾走する騎士。流れる雲と遠景の木の様子から相当の速さで駆けている様子。 [正位置] 勇猛果敢、一直線に進む、物事の核心をつく、鋭い知性、鋭く機敏、確信を持った行動、感情を挟まない [逆位置] 辛辣、無遠慮、固着する、異なる意見を受け入れない、批判的、冷淡、威圧的な態度、他人の意見を気にし過ぎる、多角的に見ることができない |
Q | ソードの女王 | 特徴 右側を向いて玉座に深く腰掛けた女王。右手に真っ直ぐ剣を立て、左手を上方へ差し向けている。 [正位置] 誠実さを重んじる人物、機知、経験豊か、明敏で率直、的確、理解、飾らない態度、ユーモアのセンス [逆位置] 理論武装、過剰な自己防衛、批判精神、感情的、冷静になる必要性 |
K | ソードの王 | 特徴 一際高い丘の上の王座に真正面を向いて座る王。右手に剣を構え、左手は腰の位置にゆったりと添えられている。 [正位置] 理路整然、高い情報処理能力と分析能力、道徳的、威厳、厳格、偏見を持たない、公正な道、王道を進む人物 [逆位置] 傲慢、厳しすぎる、職権濫用、反論させない、手段を選ばない、残酷 |
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小アルカナ – カップ
小アルカナは万物を構成する「火・風・水・地」の4つの要素で構成されており、カップのスートは「水」を表しています。感情や感性などに関係しています。
1 | カップのA | 特徴 滑らかに渦を巻く雲から差し伸べられた右手の上には、「M」の文字を逆さに描いた聖杯が置かれ、渾々と清々しい水が溢れ出ている。杯の上にはギフトを持った白鳩が訪れる。 [正位置] 深い感情、直感、心がときめく、内面の調和、親密さ、好機到来、出会い、純粋な気持ち [逆位置] 愛への依存、満たされない、つまらない、ときめかない、不純、素直に気持ちに従わない |
2 | カップの2 | 特徴 聖杯を片手に向かい合う男女。中央には翼を持った赤いライオンの顔とケーリュケイオンが浮かぶ。 [正位置] 共感、相互理解、和解、異なるものの結びつき、共有する、魅了する、異性との交流、契約、性的な魅力 [逆位置] 向き合わない、理解しない・したくない、不調和、コミュニケーション不足、心を閉ざす、誤解がある、排他 |
3 | カップの3 | 特徴 高らかに杯を掲げながら踊る3人の女性。足元には豊かな実りが広がっている。 [正位置] 友情、感情による結びつき、仲間、コミュニティ、喜び、祝福する、分かち合う、他者との団結 [逆位置] 表面的な関係、不誠実な関係、腹の探り合い、享楽的、ノリだけ、散財、浮気、ルーズでだらしがない |
4 | カップの4 | 特徴 一本の木を背にして胡座をかいて座る男。腕を組み目の前の3つの杯に視線を落として黙考している。左側の小さな雲から手が伸び、もう1つ杯が差し出されている。 [正位置] 自分自身の考えに没頭する、他者に気づかない、無関心、欲望の減退、物足りなさ、夢想にふける [逆位置] ひらめきを得る、他者のサポートに気づいて受け入れる、行動に移す、考えすぎて動けない、気力がない |
5 | カップの5 | 特徴 黒い長い外套を羽織った男は足元の倒れた3つの杯を項垂れて見ている。杯からは赤い液体が溢れて残っていない。男の後ろには2つの杯が倒れずに立っている。 [正位置] 喪失感、何かを失う(かもしれない)、後悔、がっかりする、失望、失恋、全てを失ったわけではない [逆位置] 残された可能性、前向きになる、喪失を受け入れる、喪失からの変化、気づくことができない、成長しない、ネガティブ |
6 | カップの6 | 特徴 小さな女の子に白い花が生けられた杯を差し出す年長らしき男の子の姿。男の子の後ろの柱には同じく白い花が生けられた杯が1つ置かれ、手前には4つ並ぶ。少し古い街並みの奥へ一人の男が杖をついて背を向けて歩いていく。 [正位置] 純粋無垢な気持ち、人の善意、汚れや疾しさの無い心、懐かしさ、子ども時代の記憶、心温まる過去の記憶、実際に子どもに関する出来事 [逆位置] 過去に囚われる、過去の出来事から学ぶ、過去を断ち切る、現実を見る、現実を生きる |
7 | カップの7 | 特徴 雲の上に浮かんだ7つの杯。目を閉じた顔、蛇、高い丘の上の城、宝石、花冠、ドラゴン、ヴェールを被った光を放つ人物。それらを見上げる人物のシルエット。 [正位置] 願望、空想、強い想像力、思いつくまま、多くの選択肢(がある)、現実化しようとしないアイデア、幻想に囚われる、無計画 [逆位置] 実現のための具体的な計画、現実化しようとする、夢から醒める、アイデアの採用、行動するのが怖い、自分を取り戻す |
8 | カップの8 | 特徴 積み上げられた8つの杯を残したまま、その場を去ろうとしている男の姿。空に浮かぶ月がちらりと横目で眺めている。 [正位置] 次のステージへ、見切りをつける、先へ進む、より深い意味へ、望みを失う、疲れる、立ち去る [逆位置] 未練、手放したくない、本当は進みたくない、進むのが怖い、優柔不断、立ち止まる、もう一度取り組む |
9 | カップの9 | 特徴 満足げに両手を組んで木製の椅子に座る男。後ろには一際高く設えられた棚に9つの杯が美しく整然と並べられている。 [正位置] (本来の意味での)自己満足、個人的な願望成就、優越感、満足感、贅沢 [逆位置] 奢りたかぶる、優越感に浸る、棚ぼたを狙う、神頼み、努力や必要な行動が足りない、チャンスを逃す、快楽だけを追い求める |
10 | カップの10 | 特徴 木々や水のある長閑な自然に囲まれた風景の中に、仲睦まじい男女とその横で踊る2人の子ども。空には大きく聖杯の虹が輝く。 [正位置] 幸福、満足、平和、家族やグループの幸せ、調和が保たれた平穏、平穏な日々 [逆位置] 退屈な日々、一見幸せそうに見える、心から理解し合う必要がある、ありがた味を忘れる |
P | カップの王子 | 特徴 花柄の衣を身につけた若者。その右手に持った杯からは小さな魚が挨拶をするように顔を覗かせている。背景の大海原は緩やかに波打つ。 [正位置] 感情的な繋がりのきっかけ、柔軟性、想像力豊かな人物、感情を表に出す、感受性、受容性、親密さ、子供っぽさ [逆位置] 幼稚さ、依存心、未熟さ、甘えたい、我がまま、癒されていないインナーチャイルド、理解できない、理解されていないと感じる |
N | カップの騎士 | 特徴 赤い魚柄の衣をまとい聖杯を差し出す「白馬に乗った王子様」。背景には細い小川が流れる地が広がる。 [正位置] 繊細さ、ロマンティック、想像力豊か、憧れ、理想を追い求める、洗練、美しさの発見 [逆位置] 空想にふける、幻想の世界、気分の浮き沈み、気取り屋、神経質、不愉快なことを避ける |
Q | カップの女王 | 特徴 流れる水のようなローブを見にまとい玉座に腰掛けた女王の手には一際豪奢な聖杯。玉石の河原と豊かな河の流れが描かれている。 [正位置] 思いやり、慈愛の心、高い共感力、感受性の高まり、無条件に受け入れる、痛みを理解する、直感的なメッセージ [逆位置] 感傷的、感情移入し過ぎる、他人の感情に引きずられる、悲劇に浸る、依存関係、拘りが強い |
K | カップの王 | 特徴 豊かな海の上に浮かぶ王座にゆったりと座る王。右手に聖杯、左手に王笏を構え、視線は遠くに向けられている。 [正位置] 寛大・寛容、穏やか、聡明、落ち着いた対応、器が大きい人物、悠然と構える [逆位置] だらしなさ、規律の乱れ、浮気性、モラルの欠如、人によって態度を変える、意志薄弱 |
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小アルカナ – コイン
小アルカナは万物を構成する「火・風・水・地」の4つの要素で構成されており、コインのスートは「地」を表しています。実際的な物質などに関係しています。
1 | コインのA | 特徴 天空の雲から伸びた輝く右手に乗るのは1枚のコイン。その下には美しい花々が咲く庭園が広がり、庭の入り口からは遠く険しい山並みが覗いている。 [正位置] 願望を叶える力、努力が報われる、努力で得た力、実質的な力、機会、きっかけ、現実的になる、申し出 [逆位置] 一時的なチャンス、きっかけを逃す、努力を嫌う、楽がしたい、活かせない |
2 | コインの2 | 特徴 曲芸師が2枚のコインを器用に操る姿は、無限を意味するループを描いている。背後の海は左から右へ波も船も徐々に大きくなっている。 [正位置] 循環、やり取り、柔軟性、変化への対処、さまざまな課題への対応、器用に立ち回る、楽しみながらクリアする [逆位置] 障害、疲労、堂々巡り、やり取りを拒む、やり過ぎ、バランスを整える必要、自転車操業 |
3 | コインの3 | 特徴 3枚のコインの彫刻の下には、台に乗った職人と向かい合って話す2人の男女。職人は彫刻道具を持ち、男女は設計図を手にしている。 [正位置] 共同作業、チームワーク、計画性、役割分担、技術力、専門家、専門職、協議、細部の調査、交渉、契約 [逆位置] 不一致、無計画、輪の乱れ、方向性の乱れ、協調性の欠如、未熟 |
4 | コインの4 | 特徴 豊かに繁栄した街並みを背景に1人の男が石に腰掛けている。両腕で1枚のコインを抱え込み、両足でそれぞれ1枚ずつコインを踏み締め、頭上の冠の上にもコインを乗せている。 [正位置] 所有欲、所有権の主張、コントロールする、管理下、安定、保守的、手堅い、貯蓄、不動産 [逆位置] 強欲、執着心、(絶対に)損をしたくない、変化の拒否、手放す、安定を捨てる、損失 |
5 | コインの5 | 特徴 5枚のコインで彩られた美しいステンドグラスがはめ込まれた教会。雪の中を通り過ぎようとする貧しい身なりの男女。1人は松葉杖を付いて歩き、もう1人は肩掛けを深く合わせながら俯いて歩く。 [正位置] 貧困、困難、苦難の時、健康状態の悪化、疲労、「無い」と思う、援助や救済の拒絶 [逆位置] 救いの手、改善の兆し、希望を取り戻す、素直になる、意固地、公的機関の活用 |
6 | コインの6 | 特徴 裕福な身なりの男の前に貧しい身なりの男が2人。裕福な身なりの男は左手に天秤を持ち、右側の男に金貨を与えている。その上に6枚の金貨が浮かぶ。 [正位置] 持っている・持っていない、与える・受け取る、力関係、ギブ&テイク、支配・服従、主張・我慢 [逆位置] 不公平、えこ贔屓、一方的な関係、搾取、お節介、損得勘定、不当、独り占め |
7 | コインの7 | 特徴 コインという7つの実りを前に、男は長い杖に頬杖をついて立ち、ぼんやりと眺めている。 [正位置] これまでの報酬、査定、努力の結果、帰路に立つ、熟考する、評価する、方向転換、成長のため [逆位置] 不平不満、過剰評価、過小評価、改善点を見つける、方向が決まる、活動再開 |
8 | コインの8 | 特徴 コツコツと1枚のコインをハンマーで叩いている男。壁には6枚のコインが掛けられ、足元には1枚のコインが転がっている。遠くに街並みが見える。 [正位置] 修行、勤勉、集中、努力の積み重ね、職人気質、技術、細部まで拘る、没頭 [逆位置] 中途半端、努力の放棄、努力したくない、飽きる、マンネリ、目の前のことに集中できない |
9 | コインの9 | 特徴 豊かな実りで彩られた庭園に立つ優美な女性。左手に狩猟用の鳥をとまらせ、積み上げられた9つのコインに右手を添えている。 [正位置] 洗練、洗練された暮らし、スマートな人付き合い、達成、豊かさ、自己への信頼、独立、起業、規律と制御 [逆位置] 自己欺瞞、浪費、散財、誘惑に負ける、自信の無さ、自信過剰 |
10 | コインの10 | 特徴 裕福な家の室内には、一際豪奢なローブを纏った老人、寄り添う白い犬が2匹、一組みの男女と子どもが描かれている。10枚のコインは画面いっぱいに宙に浮いている。 [正位置] 家族やグループの結束、継承、富と成功、全体の利益、安定した基盤、伝統、永続性、保守的 [逆位置] 古い因習、脆い基盤、体面に拘る、負の遺産、不動産や遺産関係の揉め事 |
P | コインの王子 | 特徴 両手に掲げたコインを大事そうに見つめる若い男。 [正位置] 実際的になる、真摯、信用する、信頼に値する、具体的な結果、学び、真面目、着手する [逆位置] 地に足がついていない、未熟、結果だけ求めようとする、無駄が多い、能力不足 |
N | コインの騎士 | 特徴 1人の騎士が右手にコインを捧げ、黒い馬に跨って前方を見つめる。馬は動いていない。 [正位置] 現実的、徹底的、慎重、無駄なことをしない、粘り強い、几帳面、中途半端を嫌う、懸命に働く [逆位置] 頑固、冒険心に欠ける、危険を冒すことを恐れる、生真面目過ぎる、完璧を強要する、オーバーワーク |
Q | コインの女王 | 特徴 薔薇の花で囲まれた自然豊かな庭の玉座に座る女王。両手で膝の上に乗せたコインを静かに見つめる。画面の右端には野ウサギが見える。 [正位置] 援助、養う、寛大で寛容、気配り上手、守り育てる、堅実、賢明、シンプル、自然への感謝 [逆位置] 過保護、甘やかす、利己的、殻に閉じこもる、傷つきたくない、共依存 |
K | コインの王 | 特徴 葡萄が実った庭の中の王座に座る王。同じく実った葡萄柄の衣をまとい、右手には王笏を持ち右膝に乗せたコインに左手を添える。顔は少し俯き加減に左のコインに向けられている。 [正位置] 貢献、意欲的、支援する、頼り甲斐のある人物、成功者として一目置かれる、完璧な対処 [逆位置] 物質至上主義、頑固になる、冷静さを失う、プライドが高い、信用できない人物 |
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