最初に鹿島神宮と香取神宮へ参らせていただいたのは、武道の先輩が師範から『特別なお遣い』を頼まれて代理参拝する時に同行させてもらった時でした。
その時は、それぞれの神社の由来や御祭神についても不勉強で、武道の神様がいらっしゃる、程度にしか存じ上げていませんでした。
今度は、自分の意志で「改めて、より心をこめて御参拝させていただきたい」と思い、向かうことにしました。
龗神社(りゅうじんじゃ)の洗礼
最初に鹿島神宮に向かいました。鳥居前に到着すると雨にも関わらず大変な人出で、さすがの人気ぶりを実感しました。当然のことながら、皆さん拝殿の方へ進んで行かれるのですが、ふと真反対の門前町の通りの方が気になりました。
未來楽飲食店が並んでるけど、まだ開店前だから人がいないなあ。こっちは何かあるのかな。
ほとんど人通りがない門前町の通りを少し歩いてみると、なんとまあ、小さな御社があるではありませんか!


しかも、龍神様です。こちらでは火伏せの神様としてお祀りされているようです。


龍神様が大好きの私としましては、ぜひとも御参拝させていただきたく、鹿島神宮へ伺う前にご挨拶とさせていただきました。地域の皆さんで大事にされているのでしょう、こじんまりとした御社ですが綺麗に整えられていました。
雨の中の鹿島神宮
思いがけず、高龗神様と闇龗神様の二柱の龍神様へご挨拶させていただき、また元の通りを戻って、改めて鹿島神宮の鳥居をくぐり拝殿へ向かいました。


懐かしい拝殿です。先輩と来た時はお人払いが起こり、先輩の前からさーっと人が居なくなったのを見て衝撃を受けたものでした。


鹿島神宮の御祭神は、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)様です。
ご挨拶ののち、拝殿の傍へ避けて囲いの向こうに見える本殿と御神木を見上げていました。私はここからの景色が好きだな〜と思いました。荒々しい御神木の様子がいかにも武の神がいらっしゃる神社らしいなあと感じるからです。


鹿島の事触れ。おみくじも引かせていただきました。


境内の案内板には奥宮や要石や潔斎場の案内が書かれています。私がこちらの境内を歩いてみて感じたのは、鹿島神宮はこの案内板を過ぎて奥へ入ったところこそが、鹿島神宮らしい強い波動を感じられるのではないかな〜ということ。


奥参道を歩くだけで全身にびしびしと何かに見られているような圧力を感じますが、全く不快ではないです。このある種の視線のような感覚を「怖い」と感じる人がいるのかもしれません。鹿島神宮を怖がる方って一定数いらっしゃいますもんね。


奥参道を歩きます。杉並木の上から降ってくる雨音と夏も半ばを過ぎかけたことを思わせる蝉の声だけが響いています。


境内の植物は長い年月をかけて静かに守られてきたことを感じさせます。
それぞれが意思をもって何かを伝えてくるように感じます。


鹿島神宮の奥宮です。ここでかなり雨足が強くなり、濡れながら参拝させていただきました。


こちらは万両でしょうか。雨に濡れた赤い実と濃い緑の葉が光ってとても綺麗でした。


雨粒かな?と思いましたが、やたら不思議なものが映り込むな〜と思いつつ
まあ、鹿島神宮だしね、と妙に納得しながら参道を進みます。


こちらは有名な要石ですね。


水戸黄門様がこの要石がどこまでの大きさか確かめるために地面を掘らせたというのですから、興味深いです。
なかなかお茶目なことを考えるお方だったんですね。全貌が見えなかったばかりか、当時はいろいろとよくないことも起こったとのことで、物騒なことはしない方がいいですね。


鹿島神宮の要石が地震を起こす大鯰の頭を、香取神宮の要石はその尾を、それぞれ押さえてくれているとのことです。大きな地震が起こらないようにとお祈りさせていただきました。
手加減なしの浄化の雨
奥宮を御参拝させていただいた頃から、かなり雨足が強くなり、御手洗池(みたらしいけ)に到着した頃には見事な土砂降りとなりました。


気持ちいいくらいの容赦ない土砂降りです。


傘が役に立たない状態です。
雨音でも浄化いただいているようで、しばらく池のそばに立たせていただきました。


御手洗池の奥の土面から湧き水が勢いよく流れ出ていました。


池の周りを一周できるようになっています。
この辺りも独特の雰囲気があります。ちょっと背中がぞわっとするような感覚がありました。


奥宮と御手洗池の周りで頭のてっぺんから全身にかけて祓い清めていただいたような感覚があり、深く深呼吸をして、またゆっくりと参道を戻ることにしました。雨ですが、鹿園の鹿さんがご飯を食べに出てきていました。小さめの子鹿さんもいて可愛らしかったです。
瑞々しい緑と水の香取神宮
さて、雨の中、鹿島神宮に御参拝させていただき、その足で次の目的地の香取神宮を目指すことにしました。


香取神宮の鳥居前でも撮影したのですが、周りに人がたくさん映り込んでしまいましたので、こちらでは掲載は控えさせていただきます。鳥居を潜ってすぐになだらかな坂道の参道が続きます。


青紅葉が綺麗です。
実は、こちらの香取神宮の手水舎で面白いことがありました。この時に一時的に雨が止み、持っていた傘を畳んで作法に習って清めていたところ



左手、右手、口を濯いで、最後に左手をもう一度濯いで、と。
ポケットからハンカチを出して、後ろに並んでいた参拝者の方に場所を譲ろうと、手を拭いなが後ろ向きに手水舎から離れた時でした。
手水舎近くの青紅葉が、ばさっ!と急に揺れて、葉に溜まっていた水がざばー!っと降ってきたものですから、頭からびっしょり濡れてしまいました。



うわあ!なんでーー!?
思わず叫んでしまいましたが、手水舎の清めだけでは物足りないだろうから、どうせなら頭から被っておきなさいね、にっこり。と神様に言われたような気がしました。



サービスで頭から振りかけておいたからな!


御参拝途中でまたぽつりぽつりと降ってきましたが、境内の鯉は雨を喜んでいるように見えました。


日本書紀と香取神宮にお祀りされている経津主神(ふつぬしのおおかみ)様について書かれています。


武甕槌大神様と経津主神様。日本の武の神様といえば、この二柱の神様ですが、こんな強くて怖そうな神様が揃ってこられたら国譲りしちゃいますよね。などと思いながら読ませていただきました。


古語になるかと思いますが、何かと断ち切る時の形容で『ふつと切る』や『ふっつと切る』とありますよね。今でも何かの縁や連絡が切れた時に「ぷつりと連絡が途絶えてしまった」とか「ぷっつり縁が切れた」と言いますが、フツヌシノオオカミ様からきているのではないかな〜なんて考えてしまいます。どうなんでしょうね。


こちらは香取神宮の楼門です。小雨に朱色の門が映えてとても綺麗でした。
例によって、拝殿や本殿の撮影は控えさせていただきましたが、そこまで青紅葉の美しい清々しい神社でした。
香取神宮の門前には、数軒の飲食店やお土産物屋さんが並んでいます。時期的なものもあってか、正直大いに賑わっているとはいえない門前でしたが、下手に観光地化されていない分、敬虔な気持ちでお参りしていただけるのではないかと感じました。
前回先輩と来た時は冬の季節で大変寒い思いをしながらの参拝でしたが、今回は雨に濡れながらの浄化の御参拝となりました。また季節を変えてお伺いしたいものだと思いました。
徹底的に祓い清めていただきました。途中、ちょっとからかわれた感もありましたが、歓迎いただきありがとうございました!











