戸隠神社の九頭龍神社に御参拝後、いつかはこちらの龍神様にもご挨拶に伺いたいものだと思っていたのが、芦ノ湖の九頭龍神社です。
もう十数年以上前のことになりますが、朧げな記憶の中で箱根神社に立ち寄った記憶があります。人に連れられてついでに伺ったような状態だったので、もう一度きちんと御参拝したいと思い続けていました。
調べていたところ、九頭龍神社と箱根神社だけでなく、箱根元宮も含めて一日で回ることも可能だとわかり、三社巡り実現となりました。
芦ノ湖を回って九頭龍神社へ
この日は曇天が広がっており、到着した芦ノ湖は陽の光を浴びてキラキラ…とはいきませんでしたが、凪いだ静かな湖面から静かな迫力を感じました。
そして、この時はまだ想像もつきませんでしたが、この曇天があとでとてつもない光景を見せてくれることになるのでした。

いや〜これは、龍神様いらっしゃるよねえ、と納得。静かでありながらお腹に響いてくるような不思議にエネルギーが渦巻く感覚を覚えます。

静かすぎて正直ちょっと怖いくらいでした。

こちらが九頭龍神社(本宮)ですが、例によって正面内部にカメラを向けるのが憚られたので神額のみで失礼いたします。撮らせてもらえる時もあるのですが、あまり無茶はしたくないので。
しめ縄が龍の姿に似せて掛けられていて面白いですね。ごく小さなお宮で、何か理由があるのかな〜とおもったのですが、こちらとはまた別に新宮というのもあるんですね。

こちらの本宮に御参拝しにくい方が多いとのことで、新宮は箱根神社の境内に設けられているようです。

芦ノ湖に建てられている朱塗りの鳥居が見えました。
ちょっとボートなどで潜らせてもらいたいな〜と思ってしまいました。
この時に初めて知ったのですが、芦ノ湖は山からの小川が流れ集まってできたものではないんですね。湖底からの湧き水と天からの雨水によって、常時これだけの水量を保っていることに驚きました。
弁財天社と白龍神社

九頭龍神社(本宮)から振り返るかたちで弁財天社へやってきました。市杵島姫命様ですね。

こちらが御社ですが、こじんまりした鮮やかな朱色の女神様らしい佇まいですね。
私はこちらの市杵島姫命様の御神前の澄んだ空間がとても居心地がよくて好きでした。

見落としそうな場所にありましたが、こちらが白龍神社です。御祭神は白龍大神様。
真っ白な鳥居に、白い御社と白で統一されていてとても綺麗な御社でした。
芦ノ湖ロープウェイで箱根元宮へ
芦ノ湖に沿って九頭龍神社(本宮)、弁財天社、白龍神社をお詣りさせていただき、次に向かうのが箱根元宮です。

芦ノ湖を見下ろしながらロープウェイで上がってきました。眼下に芦ノ湖が広がっていますが、ぼんやりと薄い灰色をした雲が流れています。自分のいる場所から下に雲が流れているのが見るのは新鮮な感覚です。

曇天には曇天の面白さがあるもんだな〜と目の前を流れている雲を通して芦ノ湖を眺め下ろします。
そして、芦ノ湖に背を向けると、駒ヶ岳山頂に箱根本宮が見えました。大きくなだらかに広がる山頂までは綺麗に整備された遊歩道が続いています。

ちょっと読みにくかったのですが、箱根元宮の由緒書きがありました。

こちらも山そのものが御神体なんですね。御祭神は箱根大神とされていて、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)様、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)様、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)様がお祀りされているとのことです。
山頂を目指してゆっくり遊歩道を歩いていると、だんだんと風が出てきて、上空を雲が勢いよく流れ始めました。
そして、振り返ると異世界のような光景が!
(写真大きめに掲載させていただきます)

天空の城にいるような気持ちになります。

ちょっと現実感を失うような、異様な雰囲気に包まれていました。
箱根元宮には宮司さんが常駐しているわけではないそうで、たまたまこの時はいらっしゃったので御朱印もいただいてきました。いやあ、すごい光景を目にしました。

夢の中を歩くように山頂からロープウェイの駅まで戻ってきたところ、売店にガラスの龍の置物が販売されていました。右側のピンク色の龍さんに一目惚れしてしまったのですが…まだこれから箱根神社に向かう予定だったので荷物量を気にして購入しませんでした。が、今でも購入しておけばよかったと思います。私には珍しい後悔でした。
箱根神社へ
箱根元宮から地上に下り、箱根神社へ向かいました。人気の神社ということもあり、たくさんの方が御参拝に見えていました。

大きな杉の御神木に迎えられながら

大きな朱塗りの鳥居を一礼してくぐります。

見事な杉の大木です。

境内には武道場もありました。向こうに見えるのは弓の的ですね。

大きな杉に囲まれた参道を上ると、見通しのよい境内が開けて御本殿があります。改修工事をしているようで奥はビニールシートで覆われた状態でした。
御参拝後に控えめに撮影させていただきましたが、大きな御本殿は装飾も見事でとても華やかな佇まいでした。
箱根神社の龍神水

御本殿に向かって右手を見ると、たくさんの龍がいきおいよく水を吐き出しているオブジェが目に入りました。
わあ、龍さんがいっぱい!と駆け寄ってみたところ、どうやら霊水のようです。

こちらのお水は芦ノ湖の湖底から湧き出ている地下水と同じもののようですね。見るからに清浄な霊水で、ありがたく手を洗わせていただきました。

続々と御参拝の方が訪れており、その人気ぶりが伺えます。山と木々に囲まれながらも芦ノ湖のほとりに鎮座されているからか、迫ってくるような大きなどっしりとしたエネルギーと天に突き抜けていくような上昇のエネルギーの両方を感じることができました。

こちらは安産や子宝にご利益があるという安産杉だそうです。まっすぐスキッと立った姿が綺麗でした。
写真は控えさせていただきましたが、こちらの九頭龍神社の新宮は新しいだけあって神前に気持ちのいいエネルギーが流れていました。個人的な感覚ですが、私はこちらの新宮の方が龍神様の存在を力強く感じました。
弁財天社と白銀の鯉

境内には弁財天社もありました。こちらはちょっと見つけにくいのか周りにあまり参拝の方はいらっしゃいませんでしたが、私は澄んだ池の中をたくさんの鯉が泳いでいるのが面白くて、一人見入っておりました。

黒い鯉の中に白銀色の立派な鯉が泳いでいました。澄んだ水の中で光りながら泳いでいて、それはそれは綺麗でした。

九頭龍神社、箱根元宮、そして箱根神社を巡り、最後にこちらの神池で一息つきました。
芦ノ湖の静かで満ち満ちた気を讃える湖面、天上からの膨大な水気、こんこんと湧き出でる透き通った水。一日中、たくさんの水のエネルギーを全身に浴びているような状態で、巡らせていただきました。
中でも、駒ヶ岳山頂の箱根元宮で体験した出来事は深く心に残りました。いや、すごい時間でした。また、折をみて再訪させていただきたいと思います。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!


