少し前から気になっていた日光東照宮へ思い切って出かけてみることにしました。世界文化遺産に登録された建築物や歴史の教科書にも載るような名工の仕事がどんなものか一目見てみたいと思っていたのですよね。
石鳥居を潜って、五重塔の前へ。
ちょっと面白いなと思ったのは、社号標から石鳥居までの間が緩い坂になっていて、その坂をやんわり上がっていくのがいい感じでした。懐の深さというか、迎え入れてくれるような感じがありました。

扁額には、東照大権現の金色の文字が輝きます。
石鳥居を潜ってほどなくして左手に五重塔が見えます。

鳥居を潜ってすぐに見えてくる五重塔。こちらも豪華な作りとなっています。
それほど、こういった五重塔を見ているわけではないのですが、ここまで絢爛豪華に装飾された塔は今まで見たことがありませんでした。
一度落雷による火災で消失して再建されたとのことですが、地震に強い構造になっており東日本大震災でも大きな損傷がなかったとのこと。見た目もさることながら、高い建築技術によって維持されてきた建物なんですね。
五重塔の前を通り過ぎて進むと表門があり、その表門を潜って右手には神厩舎(しんきゅうしゃ)があります。

こちらが有名な三猿がいる神厩舎ですね。

見つけました!「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿です。
三猿は拝殿や本殿などに掘られているものと思い込んでいたので、思いもよらない場所で、しかも表門を入ってすぐに見ることになったのでちょっと驚きでした。
ここだと風雨に晒されるだろうに、綺麗に保つために大事にされているんだろうな〜などと思いながら見上げていました。結構高い位置に彫られていたので、細かい部分までじっくりみていると首が疲れてしまいました。笑。

中には神馬さんがいました!
個人的に三猿よりも神馬さんを見られたことに歓喜しました。綺麗な神馬さんでした。
国宝 陽明門とパワースポットエリア

表門を入って真正面に陽明門があるものだと思っていましたが、表門から左に曲がって進み、また右手に曲がった先の階段で上がった場所に聳えているのが見えました。意図的にこのような作りにしたのでしょうね。

この陽明門へと続く石畳のある位置に、この東照宮の中でも随一のパワースポットと言われている場所があるそうで、そこを探していましたら、小さく目立たない看板を見つけることができました。

とってもシンプルで控えめの案内看板です。

ここですね。この手前のラインから数えて二つ半の位置がポイントのようです。
興味がないのか、看板が目立たなすぎて通り過ぎてしまうのかは分かりませんが、ご参拝の方はスルーしてどんどん陽明門の方まで歩いて行ってしまいます。数人の参拝者の方が気づいて、ポイントに立とうと順番待ちをしていました。
ものは試しで私も看板を頼りに該当のポイントに立ってみました。
未來楽……うーん。ごめんなさい、特に何も感じないや。
私が鈍いのか、相性がよくないのか、時期や時間によるものなのか、特になにかを感じ取ることはできませんでした。体感できた人がいたのだったら羨ましいですね!
唐門を見てから拝殿へ


豪華絢爛とはまさにこのことなんでしょう!とても豪奢な作りで、当時の技術者の持てる力を十二分に発揮して建てられたんだろうな〜と呆気に取られてしまいました。叶うならば10cmくらいの距離でまじまじと細部まで見てみたいものです。
そして、こちらの唐門の意匠も負けず劣らず素晴らしい技巧で作られています。


陽明門と比較するとずいぶん小さくなりますが、個人的に私はこちらの唐門の技巧と美しさに心惹かれました。
陽明門内部から空を見上げたのですが、かつて三峯神社でも感じたような、ちょっと時間の流れが違うというか異空間に立っているような感覚を覚えました。
しばらく空を見上げたあと、拝殿に上がって御参拝させていただきました。拝殿内部は撮影することができなかったのですが、 外側の豪華絢爛の雰囲気とは打って変わって静まり返り、大変厳かな空気が流れていて不思議な居心地の良さを感じました。
眠り猫を潜って、奥宮へ
拝殿から出て、奥宮へ向かいます。


奥宮へ続く、くぐり門の上に有名な猫さんがいました。眠り猫の彫刻です。
前にも後ろにも参拝者の方がぎゅうぎゅうだったのと、立ち止まることを禁止されていたので、あまりゆっくり見ることはできずに急いで通り過ぎなければいけなかったのが少し残念でした。


眠り猫の裏側は、すずめの彫刻になっています。このすずめもぱっと羽を広げた姿が生き生きとして、大変愛らしい姿でした。
奥宮は御祭神の墓所とされているので、私も含め、御参拝の皆さんは静かに回られていました。大きな御神木があり、この木に願掛けをすると願いが叶うとされているそうです。


奥宮までは少し山階段を登るかたちになるのですが、下の御本社のエリアとは全く違う雰囲気でした。ちょっと怖いくらいでしたね。ちょうど日が傾き始めてきた時間帯でもあったので、速やかに下山させていただくことにしました。


奥宮の小さな社務所には、こちらの眠り猫ストラップが売られていました。この奥宮まで来た人しか買えないとのことで散々迷いましたが、お見送りさせていただきました。我が家のにゃんこにそっくりだったので、だいぶその場で迷っていましたが。



もうちょっとお安かったら買ってただろうなー…
などと思いながら、御参拝の機会をいただけたことに深く感謝しつつ、日光東照宮をあとにしました。
近くにはフォトスポットとしても人気の鮮やかな赤い神橋がかかっているのですが、ちょうど結婚式の行列が橋を渡っているところで、白無垢姿の花嫁と紋付袴の花婿さんがたくさんの方に祝福されながら歩いてきていました。
さすがに無遠慮に撮影はできませんでしたので、花嫁行列が過ぎたあとの神橋を撮らせていただきました。


公共交通機関を利用する場合は東部日光駅もしくはJR日光駅が最寄駅になりますが、そこから徒歩だと40分以上歩くことになります。
道すがらお土産物屋さんが何軒か並んでいるので、ゆっくり見ながら歩くのはいいかもしれませんが、日差しを遮るものがないので体力を奪われないように注意が必要です。
周辺にはレンタサイクルもあるようなので、今度伺う機会があったら利用してみようと思います。











