拝殿にてご挨拶の後、奥宮への参道の入り口まで戻ってきました。いよいよ奥宮へむかいます。
前回の記事から続いていますので、未読の方はこちらをご参照ください。

奥宮参道入り口から最初の鳥居へ

奥宮参道の入り口には立派な石造りの道標が建っており、最初はアスファルトで整備された道を進んでいきます。

奥宮までは2.5kmの登山道を進みます。事前にネットで調べたところ、人によりますが片道1.5〜2時間程度の工程になるようです。

参道に一歩足を踏み入れると、途端に音が無くなります。聞こえてくるのは木々の葉が風に揺れるさわさわとした静かな音と晩夏の蝉の声。奥宮まで行く人は少ないのでしょう、人の声も聞こえてきません。

急に音が無くなった参道を静かに進んでいくと、一つ目の鳥居が見えてきました。ここから道がアスファルトから土と石の自然の道に変わります。登山届はここで出すことができ、鳥居側に届け出用のポストがあるので必ず出しておきます。

ごろごろとした大きめの石が転がっており、足元に注意しながら進み始めます。そもそも登山の経験がないため、この先にどんな道のりが待っているのか想像だにできません。緊張と期待で参道を登っていきます。
二つ目の木製の鳥居
比較的平坦な道が続いたあと、二つ目の鳥居が見えてきました。年季の入った木製の鳥居に畏れ多い気持ちになります。

この鳥居の手前でぐっと道幅が狭くなり、鳥居の向こうにむき出しになって絡まっている木の根の様子など、今まで見たことがない光景です。気合を入れて鳥居を潜ります。

この大量に積み上げられた石はなんだろう?と思いながら進みます。この山積みの石をぐるっと回り込むように登っていきます。

濃い色の苔むした岩が見えてきました。あまりに人気がないのと静かすぎるのですが、どこか何かに見られて進んでいるような感覚になりました。(怖い感じではありません)

これは道なんだろうか?木の根の流れなんだろうか?とこのあたりで少し道を見失いそうになりながら慎重に登っていきます。この辺りの山道が一番きつかったですね。

この斜面の角度!足を滑らせたら勢いよく転がっていってしまいそうです。足元と前を一緒に確認しながら、さらに登っていきます。
三つ目の鳥居から続く、さらなる異世界。
かなり登ってきたところで、三つ目の鳥居が見えてきました。この手前に屋根付きの休憩所があり一息つくことができます。体感としては半分程度は上がってきたのかな、というところですが、鳥居の向こうに見えている道がまたキツそうなので、このまま進めそうか自分の心身を確認しておきます。はい、いきましょう!

明らかに今までの登山道とは雰囲気が違います。

鮮やかな苔が密集しており、まるで自分から光を放っているように見えます。荒々しい枝が伸びている中に柔らかい苔が光っている様は神秘的です。こうやって上から光が入ってくるということは頂上に近づいているのかな、と検討をつけながら進みます。
四つ目(最後)の鳥居とネオンピンクの○○

いよいよ、最後の4つ目の鳥居へ到着しました。この鳥居が一番簡素でしたが、いよいよ奥宮が目の前に迫ってきている緊張感が漂っていました。疲労も強くなり、足元に視線を落とす時間が多くなってきたときでした。
目の前の少し先に、キラッと光りながら動くものを見つけました。足を止めて目を凝らして驚いてしまいました。

ピンクのカナブン???

え?なにこの色?こんな色のカナブン見たことないです!

よくみると緑色も混じっていますが、ただただ驚いて目で追ってしまいました。私の視線から逃げるように忙しく足を動かして先へ行ってしまいました。あとで調べてみたところ、カナブンではなく【オオセンチコガネ】というフンコロガシの仲間だと分かりました。



