そういえば、どこかで聞いたことがあったなあと思い出しました。
宇宙飛行士の方が宇宙から地球を見た時に、日本のある場所に一箇所光の柱が立っているところがあり、その場所が茨城県日立市に鎮座する御岩神社だったとかなんとか。
宮司さんおすすめの御岩神社へ
いつものように早朝から境内の掃き掃除をしている時のことでした。
境内が掃き清められて綺麗になっていく様を見るのが楽しいのですが、仕事の合間に宮司さんとお話するのもまた楽しいもので、ふとこんな質問を投げかけていました。
未來楽こちらの神社の素晴らしさはもちろんですが、宮司さんは他に好きな神社というか、ここ行ってよかったな〜と思う神社はおありですか?



私は御神体が山など、昔ながらの古神道の流れをくむ神社が好きですが、そうですね、御岩神社はとても良かったですよ。



おいわじんじゃ、ですか?聞いたことがないです。やはり素晴らしい神社さんなんですか?



ええ、それはもう。御岩山全体が神域とされていて、神仏習合の霊地でもありますね。境内には青々とした苔がたくさん植えられていて自然に溢れた素晴らしい場所でしたよ。



苔!苔好きです!
そんなに素晴らしい神社さんなら、ぜひ行ってみたいです!調べてみますね。ありがとうございます!
というわけで、苔に反応してしまいましたが、思い立ったが吉日!ということで早速出かけて参りました。
いざ、常陸国 最古の霊山へ!


御岩神社の敷地内に、御岩神社、かびれ神宮、薩都神社、斎神社とあり、御祭神は188柱とのこと。神様の数だけでもすごいですね。
ご由緒については御岩神社のサイトから一部引用させていただきます。
当社は創建の時期は不明ですが、縄文晩期の祭祀遺跡の発掘や、日本最古の書の1つ「常陸國風土記」(721年)に「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」とされる事から、古代より信仰の聖地であった事が窺えます。
御祭神は国之常立神 大国主神 伊邪那岐神 伊邪那美神 大山祗神 ほか20柱御岩山総祭神188柱を祀り、中世には山岳信仰とともに神仏混淆の霊場となり、江戸時代に至っては水戸藩初代徳川頼房公により出羽三山を勧請し水戸藩の国峰と位置づけ、徳川光圀公(水戸黄門さま)など藩主代々参拝を常例とする祈願所でありました。
仏像の現存、境内の遺跡、祭事内容など古代信仰(古神道)、神仏習合色が色濃く残り、「神仏を祀る唯一の社」として、他の神社、寺院に見られない独自の信仰を伝えております。御岩神社サイトより


鳥居をくぐると、緩い坂道の参道が続き、参道両脇には見上げるばかりの数十メートルの杉並木が立ち並んでいます。


参道脇には小さな湧き水の流れがあり、その水の透明度ときたら!植生もなかなか見られないようなものばかりで、瑞々しい緑が光をうけてキラキラと輝いていました。
巨大な御神木「三本杉」


お?と目に止まったのは一際高く聳え立つ大きな杉の木です。


え!面白い!3本の杉の根元が一つにくっついてる!と思ったら、有名な御神木なんですね。


三本杉と呼ばれているそうで、推定樹齢500年、高さ50m。真下までくると首を90°直角に曲げないと見上げられない巨木です。一つの株から途中で三本に分かれたように見えますが、どうやってこんなふうに育ったのでしょうか?面白いですね。
楼門をくぐり、御岩神社の拝殿へ。
三本杉を通り過ぎたところに楼門があります。この楼門の天井に描かれた装飾画と龍の彫刻も見事です。


龍がいい笑顔です。そういえば、神紋は三つ葉葵なんですねえ。
楼門をくぐって少し進むと、ちらちらと見えてきたのが、こちら。


これが噂の苔ですね!
夏も過ぎて成長のピークは過ぎているとはいえ、柔らかなとげとげの姿が美しいです。
痛そうに見えますが、さらさらと柔らかく撫でると適度な弾力で押し返されます。


苔を目で追っていたところ、こんな木も見つけました。途中で枯れた木が風化したのかもしれませんが、見事な自然の造形美です。何かが舞っているように見えますし、どこか龍の風貌を思わせました。


御岩神社の拝殿に向かう途中にある斎神社の回向殿の天井画です。
回向殿とは、自分が積んだ徳を他者へ回す場として、お経を読んだり先祖供養で祈るのだそうです。神社というより行いはお寺のそれですが、神仏習合の色合いが残っているということなのでしょう。神社の中のお寺?御堂?ということですね。


参道の三本杉も見事でしたが、境内にはそれ以外の巨木が聳え立っており、どこを向いても古木のきりりとまっすぐ伸びた姿に圧倒されます。木々の間から太陽の光が差し込むと、その光そのものが神様であると感じます。


福々しい光の中で御参拝させていただきました。いや、すごいですね。見えている範囲を超えて周辺一体から御神気が溢れているようなエネルギー量を感じます。パワースポットなんていう優しげなワードが吹き飛ぶ勢いでした。
終始感激しっぱなしではありますが、ここからさらに奥へ進み、かびれ神宮と御岩山の山頂を目指します。












