常陸国最古霊山 御岩神社、かびれ神宮へ登拝。②

御岩神社境内の鉱物

続いて、御岩神社参拝の後半を綴っていきたいと思います。前半はこちらをご参照ください。

目次

御岩神社から、かびれ神宮を経由して山頂へ。

御岩神社拝殿にて御参拝後、頂上へ向かう途中にあるかびれ神宮にを御参拝のうえ、さらに登山道を登っていくことになります。

その向かう入り口にから、随所にこのような立て看板が立てられていました。

御岩神社境内の看板

そこかしこに目に止まるので気になりましたが、然もありなんと納得するするようなことがありまして。それがこちらです。

御岩神社境内の鉱物

登山道に入ろうかというところ、参道の脇にきらっと白いものが見えたなと思って近寄ってみると、真っ白に輝く石のかけらが半ば土に埋まった状態で転がっていました。拾い上げてみると、まあ、綺麗なこと!

未來楽

これ、石英か長石じゃないの!?こんなに綺麗な状態でそうそう転がっていないよね。

よくみると、足元のそこかしこに、白やクリーム色っぽい岩石の欠片が見えます。石が好きな人や何も知らない子どもさんだったら思わず拾って帰りたくなるかもしれません。神社という聖域からは、木の葉一枚、小石一つ、一切持ち出してはいけません。思わず持って帰ってしまうことがないように幾重にも注意してくれているということですね。

もちろん私も記録用に写真だけ撮って、悪心を呼び起こさないよう人目につかないところへ埋め戻しました。ちょっと用心し過ぎかな、と思いましたが、念のためです。

御岩神社

登山道を上っていきます。ここの鉱物も植物も、この聖域にあるからこそ、より生命が輝いて見えるのではないかと思います。強い日差しの中を上り進みます。

御岩神社

途中、しめ縄を張られた御神木もありました。

御岩神社

一際存在感を強く放っています。まっすぐに勢いよく伸びている姿が本当に美しい!しばらく見上げていました。

宇宙から見えた、御岩神社の光の正体。

かびれ神宮までは、さほど労せず登ってくることができますが、やはり足元は登山靴かしっかりめのウオーキングシューズが必要かと思います。小石を踏んで転びやすいところもありましたし、段差が大きく足首への負担も大きいところもありました。

で、すいません。かびれ神宮の写真撮影は差し控えさせていただきました。御参拝の方が非常に多くて、人がたくさん映り込んでしまうのと、それ以上に山全体の気を受けている姿に畏れ多くてカメラを向けることができませんでした。

未來楽

かびれ神宮は段差が大きく勾配も急な階段の上に建てられていますから、御参拝に行かれる方は、両手がフリーになる状態で足元をしっかりと固めて向かわれることをおすすめします。

御参拝者のほとんどは、下の御岩神社と上のかびれ神宮を御参拝後に下山されていましたが、私はその先の山頂を目指してまだ登りました。

このかびれ神宮から頂上への登山道は、それなりの傾斜と足場の悪さが続きますので、「ちょっと行ってみるかな?」程度の気持ちで登り始めると「こんなにキツイと思わなかった!」と後悔することになりますので、そのことをご理解のうえ目指されるとよいかと思います。

未來楽

軽登山する気持ちで登山靴で。ちょっと不安な方は、用心のために軽めのトレッキングポールを持っていかれるととても歩きやすいですよ。

御岩神社境内の鉱物

頂上が近くなると、登山道に剥き出しになっている岩盤からこのような石がのぞいています。ピンク色がかったやや透明感のある石質で、厚めに劈開が見られます。

御岩神社境内の鉱物

太陽の光に当てるとキラキラ光ることから、雲母(うんも)が混じっていると思われます。雲母は古くは『きらら』とも呼ばれていましたが、その名の通りキラキラと光に反射して綺麗です。全体は長石か、石英も部分的に混じっているように見えました。こちらももちろん撮影後に地面に戻しましたよ。

御岩神社

岩盤を覆うように木が根を張り巡らしています。そして、この黒緑色の岩盤です。この裂けるような割れ方も特徴があります。

御岩神社境内の鉱物

ぼろぼろと崩れ落ちている白い地層が剥き出しになっています。土ではなくて岩盤なんですよね。この白くて美しい岩盤のことが気になったので調べてみましたところ、とても詳しく調査してしているサイトがありましたので、引用せていただきます。

紫外線発光する紅柱石含有御岩山変成流紋岩類と御岩山の文化地質学
日立市の御岩山は常陸国風土記の「賀毘礼の高嶺」の遺称地とされ, 縄文土器などが発掘されることから, 古くから祭祀場所であったと考えられている. 現在は御岩神社の御神体として祠が多数祀られており, 御岩山上祭祀遺跡に指定されている (図 1). 御岩山変成流紋岩類はカンブリア系日立火山深成複合岩体に属し (田切ほか,2016), 御岩山岩峰を構成している. 粗粒紅柱石含有珪長質片岩 (CAF), 細粒紅柱石含有鉄鉱珪長質片岩 (FAIF), 紅柱石白雲母片岩と, 紅柱石を含まない白雲母片岩と珪長質片岩の5種の岩相で構成されている. 

https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/geosocjp132/presentation/2poster23-28-01

日本地質学会サイトより

また、こちらの調査記録も興味深い内容が書かれていました。

日本列島の歴史は日立の地面から始まった?!カンブリア紀地層の5億年の旅を解き明かす
1 プロローグ 雲母のかけら
(前略)
私たちは今、茨城県日立市にある御岩神社にいる。ここ御岩神社の地面、そして日立市の地面の広い範囲は多賀山地と呼ばれており、5億年前のカンブリア紀の地層から成り立っている。この古い岩の連なりは、およそ60k㎡にも及ぶ。
そして5億年前の地層は、日本ではこの日立市周辺にかけてしか、未だ発見されていない。茨城県を除くと4億年前のオルドビス紀までの地層しか日本にはない。つまりここ日立市周辺が、いま分かっている限りでは、日本最古の地層がある場所なのだ。


未知の細道サイトより抜粋
https://www.driveplaza.com/trip/michinohosomichi/ver61/index.html

【紅柱石含有御岩山変成流紋岩類】こうちゅうせきがんゆうおいわさんへんせいりゅうもんがんるい
長い名前ですが、地質学用語として分解してみると

  • 紅柱石(こうちゅうせき)= 鉱物のアンダルサイト(紅柱石)
  • 含有(がんゆう)= 含む
  • 変成(へんせい)= 変成した(変成作用を受けた)
  • 流紋岩類(りゅうもんがんるい)= 流紋岩のグループ

ということなので、「紅柱石を含む、御岩山の変成した流紋岩類」という意味になります。

未來楽

紅柱石と雲母の影響で御岩山が光を反射して光っていた、それが宇宙から見た時に光の柱が立って見えた。というのは、実際に御岩山を歩いてみて、私もこの説に納得しました。

御岩山山頂からの絶景

やっとの思いで御岩山山頂までやってきました。

目の前にどーんと現れてくれるのが、この巨石です。

御岩神社

ちょっとボケてしまった写真しかなくて恐縮ですが、相当な大きさです。初め見た時に、こちらが御岩山の御神体として御祀りされているのかと思って手を合わせましたが…

山ガールさん

そこー、お宮じゃないですよー?ただの石ですよー?

登山者

山頂のお宮だったら、こっちの少し下ったところですよー?

と、半ば呆れたように先に登頂されていた方が教えてくれました。いや、これ、間違っちゃいますよ。立派ですもん。

御岩神社

はい、こちらですね。山頂ピークの場所から数メートル下がった場所にひっそりと御祀りされているので、見逃してしまいそうですが、一説によるとこの場所が宇宙から見た時に光の柱が立っていた場所と言われているそうです。なので、この場所がもっとも強いパワースポットだと信じて登拝される方が多いようです。

御岩神社

御岩山山頂からの眺めは見事でした。この日は晴れていたのでずっと遠くの山々まで見通すことができました。御岩山は標高530mとのことですが、そこまで高くない割には他に高い山が近くにないので見晴らしがいいのですね。

一度は登ってみたいと思っていた御岩山山頂に来られたので、ここまで登ってこられた御礼をこめてお宮に手を合わせ、慎重に元来た御岩神社拝殿前に戻るように下山することにしました。

御岩神社

御岩山山頂までは、表参道と裏参道の2つのルートがあり、帰りは裏参道を通って下山しました。裏参道も緑が深く、水気が立ち上る清々しい道で、表参道と比較して傾斜が緩やかなので周りの風景を楽しみながらゆっくり歩くことができました。

前後に人がおらず、静かな山道をを一人歩いていくと心が鎮まって言いようのない心地よさに包まれます。生い茂った木々が落とす木の葉の影を愛でながら、無事に下山することができました。

はい、おかえりなさい。

御岩神社→登山道(表参道)→かびれ神宮→さらに急な登山道→御岩山山頂→登山道(裏参道)→御岩神社、とぐるっと一周するかたちで戻ってきました。正味2時間くらいでしたでしょうか。普通の参拝と思って行くとハードですが、軽登山のつもりで登ると、ちょうどいいくらいの登山気分を味わえました。

御岩神社も御岩山も、ここでは紹介しれきなかった場所や魅力がまだまだたくさんあります。

また、機会を作って再訪させていただこうと思います。私が今まで御参拝させていただいた神社の中でも一二を争うくらい大変好きな神社となりました。御縁をいただきましたことを心から御礼申し上げます。ありがとうございました!

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この記事を書いた人

- 八百万の神々に学び、タロットの叡智で道をひらく -

日本神道の心と龍神様の御加護に導かれ、タロットカードを主軸にルノルマンカードや各種オラクルカードを介して、高次元領域からの言霊をお伝えします。
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