先日、毎年楽しみにしている池袋ショー(東京ミネラルショー)にてアクアマリンの原石をお迎えしました。
クォーツと共生しているアクアマリンの原石

面白い原石で、真っ白いクォーツ部分とアクアマリンの結晶部分が混じり合っていて一目惚れしたのですね。非加熱でこれだけ綺麗なアクアカラーが出ているのは、これはもう「買い」です。

見る方向によって(鉱物の)景色が違うので飽きずに眺めていられます。

標本として面白い風情を持っていたのですが、アクアマリンらしい水色の透明部分が少なかったからか破格で販売されていました。いわゆる掘り出し物、というやつですね。裏側から見ると石英部分がびっしり残って付いています。

最初はこのままでもいいかな〜?とは思っていたのですが、白い石英部分を少し削ってあげれば、よりアクアマリンの原石として際立つのではないかと感じて試しに磨いて見ることにしました。
耐水ペーパーで手磨き

今回は原石の雰囲気をできるだけ残しておきたいこともあり、ごく簡単に研磨することにしました。耐水ペーパーの超粗目、荒目、中目、細目、と磨いていきます。

座りの良さも確認しながら、出っ張っていたフォルムを整え、茶色く付着していた不純物も削り取っていきました。

こんな感じで角を取っていき、アクアカラーの主張を邪魔しない程度に整ったかと思います。
素手で研磨していたので指先はぼろぼろですけれど。

研磨していくと分かりますが、内部のクラックが多いので割れないように注意です。

研磨クズが石の隙間に入ってしまったので、後ほどしっかり洗浄しておきましょう。

まあまあの出来です。ボケットからひょいっと取り出したような原石感を残しつつ、透明感を際立たせるかたちでまとめられたと思います。
機械を使わずに耐水ペーパーで磨くのは大変な労力ですが、費やした手間と時間も宝物になるので、これからもちょっと磨いてみたい石を見つけたら試していこうと思います。


