その日は一緒に出掛けていた友人がご参拝されるとのことで、くっついてお参りさせていただきました。
こちらは、王子神社です。
准勅祭社(じゅんちょくさいしゃ)王子神社
京浜東北線もしくは地下鉄南北線の王子駅から徒歩数分の距離にあります。

堂々とした巨大な鳥居が迫力があります。見上げながら潜って境内に進みます。

御祭神は、
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)様
伊邪那美命(いざなみのみこと)様
天照大御神(あまてらすおおみかみ)様
速玉之男命(はやたまのおのみこと)様
事解之男命(ことさかのおのみこと)様
の五柱の神様。

東京十社めぐりなんてものがあるんですね。ちょっと調べてみましたら、十社のうちの神田明神のサイトに次のような記載がありました。
東京十社(とうきょうじっしゃ)とは
明治元年(1868)11月8日、明治政府は東京近郊12の神社を明治天皇陛下のいらっしゃる皇城(今の皇居)を守護する「准勅祭社(じゅんちょくさいしゃ)」に定めました。
准勅祭社12社とは、日枝神社、根津神社、芝大神宮、神田神社、白山神社、亀戸天神社、品川神社、富岡八幡宮、王子神社、赤坂氷川神社、大国魂神社、鷲宮神社です。
その後、明治3年(1870)9月1日に社格が変更され、それぞれの神社が東京府社や郷社とされました。
戦後、昭和50年(1975)、昭和天皇陛下の御即位50年を奉祝して、国家の隆昌と家運の繁栄を祈るため、東京都内10社を巡る「東京十社巡り」が企画されました。神田明神サイトより

10月に入ったとはいえ、緑の勢いはまだ衰えることなく、力強い波動を感じました。すっきりと垂直にエネルギーが立って拡大していくような内側から鼓舞されるようなエネルギーを感じました。
おみくじの神歌、五十首。
境内はさほど広いわけではなく、くるっと見渡せるくらいの広さです。ご挨拶のあと、少し境内を歩かせていただこうと思ったときに、ふと面白いものを見つけました。

おみくじの神歌?

どうやら一番から五十番までの歌があり、こちらの神社で引くおみくじは、この種類のどれかが出てくるようです。
これは面白い!と思ってしまった私は、さっそく引かせていただくことにしました。
いただいたおみくじに書かれていたのは…

未來楽え、えっと…ちょっと難解なところが…
全文すらっと読めなかったので、先ほどの神歌の看板のところへ行って、該当の『第三十一号』を読ませていただきました。


松が枝に、鶴の羽音の聞こえつつ、鳴く一声の勇ましきかな
はい、受け取らせていただきました。私のように崩した字が読めない人はこちらの看板が大いに役立ちます。趣のあるおみくじを受け取りながら、意味もしっかり理解できるようにと有難いご配慮に感謝です。
末社 関神社と毛塚の塔
拝殿からちょっと外れた場所に、『毛塚』と書かれた塔が立っていました。


これを見た私は、不謹慎にも



こ、これは!
ハゲに悩める方々がご利益をいただける有り難い神様がお祀りされているのではっ!!
と、ものすごく稀有な力をお持ちの神様がいらっしゃるに違いない!と大興奮したのですが、はい、そんなことではありませんでした。


こちらは、王子神社境内の末社になります、関神社。御由緒は王子神社サイトに記載されていましたが、こちら。
全国でも珍しい「髪の祖神」。御祭神は百人一首でも有名な蝉丸公で、姉「逆髪姫」のために髢・鬘を作ったという伝説により、髢、鬘や床山業界の方々の信仰厚い神社です。また蝉丸公は琵琶の名手でもあり「音曲諸芸道の祖神」としても崇敬されています。戦災で焼失したものを、髢、鬘、床山、舞踊、演劇などの関係業界の御尽力により、昭和34年に再建されました。境内には毛髪報恩のための毛塚も建立されています。
王子神社サイトより
髢(かもじ)は現代でいうところのつけ毛、部分的なかつらですね。鬘(かつら)と書きます。
蝉丸公の名前は以前読んだ漫画で、琵琶の名手として俄か知識があったのですが、こんなところでお名前を目にするとは思っていいなかったので驚きました。かつらやかもじは、今でも芸事には欠かせないものですから、芸道の祖神として信仰されているのはよく理解できました。(ハゲに結びつけてしまって、ゴメンナサイ)
伝説の域のお話だそうですが、当時の女性にとっては髪というのは命と同じくらい大事なものだったでしょうから、お姉さんを助けようと作った蝉丸公はとてもお優しい方だったのでしょうね。
ちょっと温かい気持ちになったご参拝でした。











